スピード理論!
1990年、一部の馬券師を震撼させる本が、翻訳された。
アンドリュー・ベイヤーの、
『勝ち馬を探せ!!―馬の絶対能力を数値化した、スピードインデックスによる競馬必勝法』。
僕も、この1冊でいままで混沌としていた、自分の競馬予想に1本の筋が通った。
この本から派生した、スピード理論とはなにか?
簡単に言えば、走破タイム至上主義。走破タイムこそが、その馬のすべてという考え。
その走破タイムを、徹底的に数値化して、その馬の能力とする。
そこに加算されるのは、その日の馬場の状態。
全体的に、時計がかかった馬場で速いタイムを出した馬の能力は高く、
同じタイムでも高速馬場でのそれと比べて数値は高い。
その日の走破タイムを完全に平均化して、その平均から馬の能力を図る。
このスピード理論が凄かったのは、難しくって、面倒臭い点だ。
あまりにも、手間がかかる。しかし、説得力はある。
つまりは、ようわからんけど面白そうなので、数値だけ教えろ。
こうなると、スピード理論を構築した人は、自分のサイトを会員制にして、
それぞれの馬の能力指数を配信できる。
さらに、簡単に数値が計算できるソフトを販売することができる。
ちなみに、スピード理論で予想する人は、パドックなど見ない。
レースも見ない。大切なのは結果のみ。
僕は、違うけど...